蜜と蝶

夢見心地の中で
睦み合う

耳に聞こゆるは
吐息なのか　笑みなのか

狂おしく求め　力を込めると
手の内で崩れゆく

手に残るは
体液なのか　熱なのか

魘されるほどに
欲望は内に秘められる

　この作品は、当サイトに掲載いたしました遙かの短編小説「プシュケの軌跡」読んでくださった花路舞羽さまが、拙作をモチーフに書いてくださったものです！！
　ありがとうございます、もう光栄の至りです〜(感涙)。

　友雅がとらえた泰明を見つめているようでもあり、泰明が自分の魂や感情を見つめているようでもあり、二人の思いが交錯し混じりあっているような気もして、なんだかその視点がすごい艶めかしいのです。
　それでいてあやふやなところのない硬質な感じが、緊張感があって、もう本当に素敵な詩なのです！

　こんなに素敵な詩をいただいて、どれほど嬉しかったことか。
　この晴れがましさを言いふらしたくて(笑)、舞羽さまに御作を当サイトにアップさせていただくことをおねだりしてしまったのでした。
　舞羽さま、掲載をご快諾いただきまして本当にありがとうございました！
haruka　　プシュケの軌跡　(haruka)　へ